カキ殼島は自然災害による損壊のため、現在再建中です。一時開放中止となりますが、ご理解の程、何卒宜しくお願い申し上げます。
大鵬湾エリア内には不思議な小島があります。毎年ゆっくりゆっくりと隆起し、少しずつ成長しています。大鵬湾に訪れたことがある方はみな多かれ少なかれこの小島の成長に貢献しています。この小島の名前は「牡蠣殻島」と言います。
牡蠣殻島の総面積は約7150平方キロです。長い歳月をかけて牡蠣の殻が堆積してできました。以前は大鵬湾エリアの532ヘクタールの敷地内の82%に牡蠣棚が設けられ、養殖が盛んに行なわれていました。カキ養殖業の人達は同じ場所に殻を捨てるように取り決めていたので、現在その場所が牡蠣殻島となっています。数年にわたり堆積した結果、牡蠣の殻で形成された特殊な島ができ、「牡蠣殼島」となりました。
大満潮の時に小島を訪れると、島全体が水没しています。大鵬湾国家風景区管理処が設けた浮き台だけがこの可愛いらしい小島のそばから決して離れないようになっています。もし牡蠣殻島に到着した時に満潮だとしても悔しがることはありません。安全シューズを履いていれば凸凹したカキの殻でケガすることはありません。ゆっくりと水の中を歩いてこの小島の上まで行くことができます。島の周囲には箱網養殖とカキ棚があります。これらはすべて大鵬湾の輝かしい歴史の一ページです。皆様がお越しになることを楽しみにしております。