潮間帯とは満潮の時に埋没し、引き潮の時に露出する海岸のことを指します。小琉球では潮間帯の探索が地元の人たちに人気の生態活動となっています。満ち潮、引き潮の時間は毎日異なりますので、潮間帯の観察時間も毎日変わってきます。昼もあれば、夜もあり、潮間帯で暮らす海洋生物を探せます。大海を知る第一歩となるだけでなく、小さな探検の驚きと喜びを味わうことができます。
多仔坪潮間帯は琉球嶼の西北側に位置し、キャンプ場の南側に隣接します。潮間帯とキャンプ場の間は約300メートル。潮間帯は緩やかな地形で、全長約1600メートルあります。当エリアでは広大な海蝕台地とビーチなどの自然景観を観られます。また、底生生物も非常に豊富です。浅瀬のサンゴ群や貝類のほか、潮だまりには数え切れないほどの魚類、貝類、ウニ、アメフラシ、ウデフリクモヒトデ、各種ヤドカリ、ナガウニ、リュウキュウスガモなどの潮間帯生物が棲息しています。