墾丁国家公園
墾丁国家公園は紺碧のバシー海峡に面し、背後には緑豊かな大尖石山が聳えています。かつ、台湾で最も美しい天然海水浴場を持つことでも知られ、連綿と続く海岸線には青い波が打ち寄せ、無数の熱帯植物が繁茂しています。海風に吹かれながらそんな中を散策していると、さわやかな気持ちになることは間違いないでしょう。
墾丁国家公園は紺碧のバシー海峡に面し、背後には緑豊かな大尖石山が聳えています。かつ、台湾で最も美しい天然海水浴場を持つことでも知られ、連綿と続く海岸線には青い波が打ち寄せ、無数の熱帯植物が繁茂しています。海風に吹かれながらそんな中を散策していると、さわやかな気持ちになることは間違いないでしょう。また、墾丁国家公園は台湾で最初の国家公園で、台湾南部の恒春半島最南端に位置し、三つの海峡に囲まれています。国内で唯一の海陸両方にまたがる国家公園で、台湾本島では唯一の熱帯地区です。青い海原、キラキラと輝く緑、特殊な地形景観、豊富な動・植物資源、独特な民俗風習、これらすべてが環境教育の自然博物館となっているだけでなく、レジャースポットとしても人気があるエリアです。
墾丁国家森林遊楽区
明治34年(1901年)、台湾総督府中央研究所林業部は「恒春林業試験支所」を海抜240メートルの亀子角試験地に設立し、全部で513種類の熱帯植物を植樹しました。戦後、林業試験所は国民党政府に接収され、試験用地として「台湾省林業試験所・恒春分所」と改名されました。1968年、台湾省林務局は(現在は林業自然保護署です)「恒春熱帯植物園」を「墾丁森林遊楽区」として再建し、森林遊楽業務を担うことになりました(それまでの林業試験所は熱帯植物園の試験研究の仕事を担っていただけでした)。この森林遊楽区は世界十大熱帯植物園の一つにも数えられ、東に太平洋、西に台湾海峡、そして、南にはバシー海峡を望み、海抜150~300メートルに跨り、全面積は466.8ヘクタールに及びます。その敷地内には「植物園展示区(墾丁国家森林遊楽区)」72ヘクタール、「墾丁高位サンゴ礁自然保留区」137.6ヘクタールと残りの天然林を含みます。ここでは約1200種余りの熱帯植物を保育しており、その園内では「銀葉板根」(樹齢約400年)、「仙人洞」、「垂榕谷」、「一線天」、「観海楼(海を眺める展望台)」などの名が知られています。